2007年4月
平成19年4月
  184号

発行人 片岡和男
編集人 岡本拓雄
協会と洛陽市との共同による『洛陽小浪底緑化協力事業』 第2期事業始まる!
 昨年より日中緑化交流基金の助成により展開している協会と洛陽市との共同プロジェクト「洛陽小浪底緑化協力事業』の第2期事業が助成決定を受け、本格的な準備が始まった。

【事前調査団が洛陽訪問】
 3月10日から13日にかけ、緑化事業全般にわたり指導をいただいている國忠征美氏と協会の松井事務局長が洛陽を訪問し、本年度の事業の確認と現場作業を行なった。

桃園準備
 11日には、昨年接木をして育っている52本の桃苗木を広い場所へ移植し、桃園の準備をした。現場作業では孟津県林業局長や小浪底鎮の農民らが参加し、品種ごとに約7メーター間隔で植え替えた。この桃園は、岡山の桃栽培技術の協力により、現地の経済作物として、将来産地化して農業収入に貢献できるものとして期待されている。この桃園は協会訪中団が5月に訪問する時、洛陽市の地元民の人々と開園式を行い、2008年の収穫にむけてその成果を期することになっている。

 また、今秋には剪定指導のため技術者派遣を予定している。

苗木作り
 本年度計画では、女貞、五角楓、刺槐などの樹種合わせて17,200本の植林を予定しているが、それ以外に、ドングリやクリの種140キログラムを準備し、苗作りをすることとなり、特殊加工のポットに入れ、苗床作りをした。ポットは、時間がたつと土に戻るもので環境に配慮したものを日本から持ち込み使用した。

洛陽市人民対外友好協会と協議
 11日夜には、この事業のカウンターパートである対外友好協会と本年度緑化事業内容を協議し、合意を得て、協議書を作成した。この協議書は双方の会長の署名により効力を発揮している。

【今後の課題】
 緑化事業は洛陽市孟津県林業局の専門家による管理と地元農民らの作業を中心に行なわれているが、協会としては日中友好交流事業として位置づけており、できるだけ多くの市民参加が不可欠であると考えている。その意味で、昨年夏に岡山商大附属高校の研修訪問団が現地で地元高校生らと汗を流して共同作業したことは大きな意味がある。今後も、双方のボランティア参加を募り、日中友好、岡山市と洛陽市の友好の象徴として実施していくことが求められる。とりわけ今年は、日中国交正常化35周年にあたり政府も「日中文化・スポーツ交流年」と位置づけており、環境問題と友好交流を有機的にかみ合わせた取組みがやりやすくなると思われる。

【全体計画】
 第2期は、植付け面積26.7haで、本年秋までに事業を終了する予定。協会では、昨年から洛陽市人民対外友好協会との合作事業として日中緑化交流基金の助成を得て、この事業を開始しているが、1期が33.4haで、3期まで継続すると、緑化総面積は86.8haになる。黄河のもっとも幅の狭いところ(小浪底という地名の由来)を利用して建設された小浪底ダムの北側の丘陵地帯が、いわゆる黄土高原で、土砂の流出が激しく、水土保全林の必要性があり、これまでも洛陽市政府や日本のODAなどの資金も協力して緑化事業が進められてきた。

【日本全国の取組み】
 日中緑化交流基金の資金援助による平成18年度実施事業は56プロジェクトにわたり、全国の9つの友好協会が中国と手を組み緑化事業を推進している。

平成18年度の主な日中民間緑化協力委員会資金助成事業
1 大阪府日中友好協会 甘粛省敦煌市黒山嘴風沙口防風固沙林植林事業
2 大阪府日中友好協会 雲南省昆明市呈貢県●池水源涵養林事業
3 宮城県日中友好協会 吉林省扶余県暴風固砂林建設事業
4 静岡県日中友好協会 河南省鄭州市恵済区古 鎮緑化協力事業
5 埼玉県日中友好協会 山西省太原市尖草坪区緑化事業
6 佐賀県日本中国友好協会 貴州省貴陽市北郊ダム水源涵養林造林事業
7 長野県日中友好協会 河北省易県太行山緑化協力事業
8 三重県日本中国友好協会 河南省黄河中下流域生態緑化協力事業
9 三重県日本中国友好協会 日中女性協力河南省魯山県条山造林プロジェクト
10 広島県日中親善協会 長江上流南充市嘉陵江沿岸造林緑化事業
11 日中科学技術協力会議 安徽省潜山県長江水土保全生態林造成モデル事業
12 アジア協会アジア友の会 甘粛省鎮原県農村地域の女性たちによる植林事業
 その他44団体

平成19年度 第1回理事会開かる
 3月29日(木)14時より、協会事務局で本年度第1回目の理事会が開かれた。出席者は10人。先ず松井事務局長から協会設立二十五周年記念事業(2月3日岡山プラザホテル)の収支報告があった。

T【収入】
1 二十五周年記念寄付金 653,000円
2 会費収入 553,000円
3 御祝い金 45,000円
小計 1,251,000円

U【支出】
1 二十五周年記念冊子 248,600円
2 会場費 501,942円
3 コンサート関係費 145,232円
4 事務費 34,120円
小計 929,894円

V【差額】…321,106円(協会事業収入へ算入)

 次に、日中国交正常化三十五周年記念事業について協議した。
1、河南省友好合唱祭(8月10日、河南省主催)
2、記念事業ー祝賀会、物産展、未来指向の催事、雑技団公演、中国映画祭等。また県下の友好都市関係にある都市や友好団体などによる実行委員会を立ち上げて実施する案が検討された。
3、洛陽市より岡山市で書画展開催の要望。 

 次回の理事会までに、素案を作って記念事業を推進することになった。

河南省友好合唱祭友好都市へ参加呼びかけ
 日中国交正常化三十五周年を記念して、河南省人民対外友好協会等の主催で、本年8月鄭州市内劇場で、日中民間友好合唱祭が開かれるにあたり日本からの参加を呼び掛けている。

 河南省と姉妹提携している日本の10都市から1つの合唱団(1団20名)を派遣。岡山県は2合唱団(岡山市と新見市)が参加できる。

 曲目は、合唱団ごとに単独に1〜2曲を歌うことができる。すべての参加合唱団は、中国語、日本語の歌を各2曲歌う。具体的な曲名は、河南省合唱協会が案を提出し、日本側に確認してから決定する。

 費用は、国際旅費や宿泊は自己負担とする。ただし、河南省は日本の参加者に大会当日1日の費用を免除する。中国側は日本参加者滞在1日宿泊、食事、交通費などを負担する。

深まった友情と相互理解                             団長 赤松康弘
 去る平成19年3月18日より3月25日までの8日間、中国は江西省の南昌市を「平成の遣唐使」として訪問させていただきました。以下にその概要をご報告させていただきます。

 岡山県と江西省とは、岡山県出身で日中友好に尽力された故岡崎嘉平太先生の紹介により交流が始まり、1992年6月1日に江西省の省都である南昌市で友好提携を締結しました。

 「平成の遣唐使」の派遣事業は今年が初めてではなく、去る平成14年の12月に友好締結十周年を記念して第1回目が実施されています。

 その内容は、南昌市内の小学校・中学校・高等学校において日本や岡山県を紹介する国際理解講座を開催することなどを通じて、両県省の友好交流の促進を図ることを目的として結成されました。当時としては他に例を見ない大変斬新な事業でした。

 今回は今年が友好締結十五周年の節目の年に当たるところから、「岡山県日中懇話会」(森崎岩之助会長)で企画され、岡山県企画振興部国際課様で事務の労をとっていただき実現したものです。具体的には公募で選抜された岡山県内の教職員4名と大学生4名が、現地の日本語科で学ぶ大学生4名の協力(通訳)を得て、現地の学校で中国の将来を担う子どもたちに授業をさせていただく方式で実施いたしました。

 今回の「平成の遣唐使」は、団員決定から出発までに時間があまり無かったため、団員諸氏は題材・教材選択、指導時の役割分担、時間配分など、現地で指導する指導案の作成に大変な苦労をされたと聞きました。特に、現職教員の団員は大学生との連絡や、学年末を控えて校務の整理、そして中国で実施する授業用の教材作成・渡航荷物の準備等々、極端に多忙な日々を過ごされたのではと推測されます。また、実物教材を見せたいとの思いから備前焼の重い壺や作品を運び込まれた大学生の団員や、荷物の殆どが模造紙や写真で一杯の団員など本当に精神的だけでなく、肉体的にも多大なご苦労があったことと想像されます。

 さて、私自身は江西省の南昌市を訪問するのはこれで3度目でしたが、訪問するたびに目を見張るほどの発展を続けているのにはビックリさせられました。例えば高さが160mもある世界一高い大観覧車だとか、高さ128mもの噴水を吹き上げる噴水広場なども完成し、市民の憩いの場として活用されていました。これも発展し続ける中国の象徴的な一面なのでしょう。

 来年は北京を中心としてオリンピックが開かれます。この次、中国を訪問する機会があれば、更に変容した中国を見るのが楽しみです。

 次に現地での実際の授業ですが、日本からの教員と大学生のペアーに加えて南昌大学で日本語を学習している日本語科の学生でチームを作り、南昌大学附属小学と南昌市立第十三中学(中・高一貫校)で岡山紹介の授業を実施し、大好評を得ました。

 今回指導したのは小学生・中学生・高校生と年齢層はいろいろでしたが、総体的に学ぶ姿勢(意欲)は学年に変わりなくどん欲とも言えるほどの熱心さなのです。もちろん私語や手悪さなどをする子どもは一人も見かけませんでした。また、教師に対する返事も「イエス・ノー」と簡潔に全員が小気味よいほど揃って返事をするのです。かえって彼らの貴重な学ぶ時間を奪っているのでは、との心苦しい思いすらしたものです。

 次に江西省師範大学の外国語学院の日本語科の学生の授業参観では、実に難解な日本語を学習しており、図書館で本を借りたり返したりする方法であるとか、日本の病院に行った際、初診で診察を受ける方法等をこと細かに説明されていました。このように現在の中国国内には大変たくさんの日本語を学ぶ学校があり、およそそれは日本国内で中国語を学習している学生の比ではないと思ったものです。その証拠に何処を訪問しても日本語を流暢に話す人が必ず居るということです。ちなみに世界遺産の盧山の山の上にまで江西省の外事僑務辮公室(通称:外辮)があり、ここにも日本語を流ちょうに話す所長がいたのにはビックリさせられました。

 『平成の遣唐使』バージョンUは大成功だったと確信しています。岡山県と江西省の友好交流は以前にも増して深まったと思うし、友情も芽生え、最後のお別れでは通訳をしてくれた4人の現地大学生が涙にくれるほど、現地で出会った人々との交流も日々深まっていったからです。

 本当に貴重な体験でした。この交流を契機として、岡山県と江西省との絆がより一層深まる事を祈念すると同時に、私も遅まきながら中国語を勉強し、いつか日中友好交流のお手伝いができたら幸せだなあと思っている昨今です。
(奇しくも、この原稿を呻吟している最中の四月半ばに冒頭で述べた故岡崎嘉平太先生、生誕百十周年記念展覧会が山陽新聞社屋内のさん太ホールで開催中との報に接し、感慨深いものを感じた。)
((財)福武教育文化振興財団事務局次長)

私の句集「牡丹」より−中国の旅の俳句−                 協会会長 片岡 蒼木
 平成元年、院内の俳句同好会「麦の会」に入会し、指導を受けました。その後、朝日カルチャーの赤尾冨美子先生の教室に移り、月2回、5句ずつ提出し、添削指導を頂き、『南風』誌に投稿していますが、これまでの句をまとめたいと思うようになり、当協会会員の古谷静さんにお手伝いいただき、赤尾お師匠の序文をいただき句集を出版しました。句集の題は、「天下に甲たり」といわれる洛陽の牡丹より「牡丹」とさせていただきました。この中より中国の旅での句を並べさせていただきます。ご笑覧下さい。

 洛陽・龍門石窟にて…龍門に刻みし仏冬牡丹
 蘇州にて二句…寒山寺の庭靜もりて蝉時雨 
           花槐大極拳につどひをり
 桂林にて二句…漓江下る筏の大き夏帽子
           夏露走り桂林の山聳てり
 洛陽訪問三句…遺跡掘る人赤銅に日焼けして
            洛陽の入日樹間に麦埃
            洛陽の牡丹多彩に旅の朝
 敦煌・鳴沙山にて…駱駝の背砂漠を進む夏の月
 万里の長城にて…長城の石塁歩く初夏の風
 長江下りにて…霧の長江船笛長くすれちがふ
 西安にて二句…兵馬俑出でて夕日に合歓の花
           ライトアップ大雁塔と噴水と
 九寨溝にて…水澄みて湖底の樹木幾千年
 洛陽・白馬寺にて…和尚升座如意棒に秋光をり
 雲崗石窟を訪ねて…石窟の色彩仏に銀杏散る
 洛陽訪問を終えて…洛陽を去る西空のおぼろ月
 雲南の東巴文字の店にて…象形文字・鳥の勢ひ春深し
 洛陽にて…洛陽の書家の筆太楓一葉
        洛陽からの留学生
        洛陽っ子の笑みの頬なるマスカット
 シルクロードにて…放牧の羊の群々夕焼どき

シリーズ洛陽(4) インド寺がお目見え
 今秋、洛陽に「インド寺」が建つ。白馬寺の国際寺院化構想の一つで、仏像も贈られ、インド総理らが落慶式に参列。いよいよ中印交流が確かになって行く。

 2000年昔、永平10年(0068)インドから洛陽に2人の僧がやってきた。大歓迎を受け、中国名で摂摩騰、竺法蘭と称し、白馬寺創建の由来ともなり、今も境内に墳墓がまつられている。

 当初、インドは「西天」とされていた。白馬駄経(馬の背にお経をのせて運ぶ)で有名な玄奘法師のものがたりが『西遊記』である。それが八世紀になり、「開元の三大士」と称されるインド僧の金剛智、善無畏、不空三蔵のころ「南天」が知られるようになった。

 中国に「南天」の仏教が伝わり、洛陽で盛んになった。中心に大日信仰があり、善無畏が中国僧、一行と『大日経』を漢訳した。また、則天武后をモデルにした大日如来像が龍門石窟に刻された。

 今日、インドはヒンズー教の国である。その政府が白馬寺の構想に応じ、仏教寺院を建てる。中印を結ぶきずなとして仏教があり、意義深い。洛陽に「日本寺」が建立されるのはいつのことだろう。

 今秋10月、協会ではインド寺落成式に参る有志のご同行を願っている。(協会理事 宮本 光研)

私の抱負                           岡山市洛陽派遣研修生 安井 美那子
 平成19年度、岡山市派遣研修生として洛陽大学に留学する安井美那子さん(岡山就実大学在学中)が、出発にあたって、その抱負を寄せて下さいました。

中国に興味を持ったきっかけ
 高校の時から中国に興味がありました。岡山にはたくさんの中国人がいますが、スーパーなどでよく中国人同士が中国語で話していました。それを聞いて、私も中国語で中国人と会話できたらいいのになぁ〜と思っていました。

 そして大学で中国語の講義をとり、良い中国人に会ってきました。それは大学の中国人の先生である王老師、李老師、鄭老師や中国人の留学生たちです。彼らを通して、彼らと中国語でコミュニケーションをとりたい!彼らが育った中国はどんな国なのか、生活習慣はどんなのか知りたい!彼らが思っている心の底を中国語で語りたい!と思ったのがきっかけです。

技術研修生申込のきっかけ
 大学の李老師に前から長期で中国に滞在したいという話をしていました。そして、長期留学のプログラムがあるならば、ぜひ行きたいと思っていたところ、李老師がこのプログラムのことについて教えてくれて、受けてみることを薦めてくれました。

洛陽研修への抱負
 語学はもちろんのこと頑張ります!私はこの研修で、自分が思っている心の底のところまでをも中国語で表現できるようになりたいと思っています。また、相手が心の底の、言おうとしているところも理解できるようになりたいです。中国人と真にコミュニケーションをとれるようになりたいです。洛陽で文化、生活習慣の違いをたくさん発見し、たくさんのことを学びとりたいです。日本とは違うと思うので、受け入れ、どんどん吸収していきたいです。それには何でも恐れずに積極的に行動し、新しいことに挑戦していきたいです。そしてローカルの中国を楽しみたいと思っています。

帰国後、どう貢献したいか
 岡山にいる中国人留学生を支援したいと思っています。具体的にはまだ分かりませんが、中国語を使って、困っている留学生たちとコミュニケーションをとり意志疎通をはかり、留学生たちの気持ちを分かってあげることができたらいいなと思います。また、洛陽で学んだ文化、習慣などを岡山にももちかえり、岡山の人に伝えたいと思います。
(安井さんは、4月12日無事洛陽に到着しました。)

協会会員の皆様へ 中国人の日本語学習史』出版のお礼    著者 劉 建雲
 拙著のこと、本当に皆々様にお世話になりました。お蔭様で今年2月に第2版が出ました。第2版の場合印税が出るという話でしたが、ぎりぎりの時に出版社から採算が取れないので、印税のかわりに本を差し上げたいというこになりました。もともと印税(ほんのわずかですが)が出た場合、日中友好協会の皆様に何らかのお礼をしようと思っていましたが、このような形になりましたので、本一冊でご報告を兼ねてお礼とさせて頂きます。本当に有難うございました。                                         2007年3月16日

ちょっとチャット(42)  私と中国                      協会会員 池田 武久
 私は中国東北の丹東生まれです。ご縁があって数年前に岡山市日中友好協会に入会して以来毎年協会催行の中国旅行には一度ならず参加しています。そして長春から引き揚げて以来すっかり忘れていた中国語を再び習うようになったのは2年前でした。しかし70歳の老化した頭脳では覚えが悪く所謂同学の足を引っ張ってばかりです。

  そんなこんなで昨年は何と5回も中国を訪れました。協会のツアーで岡山との友好二十五周年の洛陽へ、長春会ツアーで引き揚げルートを辿る旅で長春へ、葫蘆島へ、丹東からの留学生の案内で我的出生地丹東再訪と瀋陽観光へ、大連から引き揚げた高校同期と大連へ、そして西安と敦煌の5回です。

 西安へは岡山県が建立した吉備真備の二十周年記念に石井岡山県知事の訪問団に参加したのですが、問題はその後の敦煌観光で起こりました。観光を終えた3日目の夜中のこと、私は盲腸炎を発症したのでした。夜中に腹痛で目を覚まし大下痢をしました。取り敢えず持参していたバファリンを飲んで凌ぎ朝方添乗のNさんから下痢止めを貰って飲んで皆さんと共に西安へ飛びました。ところが西安空港で再び腹痛と吐き気に襲われ空港の救急室で盲腸だと診断されてビックリしました。

 ともかく救急センターで貰って飲んだ薬で症状が治まったので一行と一便遅れで上海へ辿り着き診て貰った病院で即手術と言われたのを無理を言って一夜抗生物質等の点滴で症状を抑えてもらいほうほうの体で一人先行して帰岡して済生会病院でその日のうちに手術をして貰い一件落着となりました。

 しかし将に危機一髪だったようです。原因は何だったのでしょうか。西安空港からずっとお世話になりっぱなしの地元ガイドのKさん、添乗のNさんにこの場をお借りし改めてお礼を申し上げます。更に同行の方々にもご心配をおかけしてしまいました。しかし西安空港の救急医と上海の病院の外科医の対応の良さと貰って飲んだ薬の効き目に感心しました。中国大好き人間が改めて中国を見直しました。謝謝

活動日誌
2/6 岡山北ロータリークラブ卓話(松井事務局長)
2/7 岡山市派遣研修生面接会(片岡会長出席)
2/26 日中緑化交流基金、事務担当者会議(松井事務局長)
3/10 日中友好桃園準備のため洛陽訪問(國忠征美氏・松井事務局長)
3/15 岡山ビジネスカレッジ卒業式(片岡会長)
3/16 岡山外語学院卒業式(片岡会長)
3/22 日中教育交流協議会「悠久」22号発行
3/8 中国三誌友の会第157回定例会
3/29 19年度第1回理事会
中国関連消息
【就任】人民中国社、于明新社長が定年退職し、新たに徐耀庭氏が新社長に就任

生誕110周年記念 岡崎嘉平太展開催
 4月10日から15日まで、山陽新聞社さん太ギャラリーで、表記の展覧会が開催された。主催は、岡山県、山陽新聞社、岡崎嘉平太記念館。

 岡山中学2年生の時に知り合った中国人留学生・陳範九氏に書いてもらった書「琴棋書画」が展示してあった。岡崎氏は、陳氏から中国の歴史や当時の事情を教えてもらったことが、後に日中問題に深くかかわるきっかけになった。「私の考えは中学時代から自然と頭の中に叩きこまれたもので、私の考え方は主義などとは全然無関係」と述懐している。

 陳範九氏の書のほか、岡崎氏の「信はたて糸愛はよこ糸、織り成せ人の世を美しく」の書、中国の要人から贈られた品、訪中時の記念品、日常の愛用品、著書等。岡崎嘉平太氏の生涯とその思想、業績がしのばれる遺品が展示してあった。

先憂後楽
 初代会長赤木五郎先生のご令息である忠厚氏が山陽女子大学の学長に就任されたと聞き、片岡会長に同行して協会への協力依頼に伺った。学長室でお会いした赤木氏はご尊父とよく似ておられた。ご入会を快諾していただき、話をしているうちに、27七年前のことが昨日のことのように思いだされた。

 曹源寺の前にあったご自宅へ、村上栄氏と中西寛治に連れられて行った。柴犬が吠えるのも怖かったが、それ以上に赤木先生に会い、会長を引き受けていただく口上を言うのに心底緊張したのを覚えている。

 赤木氏は当時の友好団体間にあった矛盾を解決するため、協会長就任後、早速、懸案の日中友好団体統合に向けた努力をされた。県日中との話し合いにも自ら参加し、旧態依然のやり方では協力できない旨言明された。一方、当時の長野岡山県知事を尋ね、全県的な友好団体の結成も模索された。

 結果的には、岡山県は日中懇話会を結成し、市日中は県日中にも属さず独自の市民組織の道を歩み、今日に至っているが、当時の努力はわが協会の発展の基礎となったことは間違いない。

 ただ、赤木会長の下で掲げていた会員拡大目標500人が、いまだ達成されていないことは先生に申し訳ない気がしている。また、協会が掲げていた『市民みんなで日中友好』には活動内容からもまだ遠い。赤木初代会長は天国でどのように思っておられるだろう(松)

アジア・コム旅遊消息
まだまだ間にあう 中国の旅!
〜岡山県日中教育交流協議会・主催〜
中国教育事情調査団  上海5日間
2007年5月30日(水)〜6月3日(日)
※教育関係者向け、上海市内の学校・教育施設視察。又、企業視察に加え、1日水郷周荘を訪問

世界遺産・武夷山と客家土楼とアモイ
福 建 の 旅  岡山空港発着
2007年6月4日(月)〜6月10日(日)
 世界遺産武夷山の九曲渓下りや、客家の要塞のような住居・土楼など中国の風景と文化風格にふれる7日間です
旅行代金:160,000円 (別途燃油サーチャージ必要)

国際線航空機内への液体物持込制限 
  • あらゆる液体物は100ml以下の容器に入れる
  • 液体物の入った容器を透明プラスチック袋へ入れる(袋は20×20p以内)
  • クリーム、ジェル類も同様
  • ベビーミルク、医薬品などは最小限のもので持込可能
日本のすべての空港で3月1日より導入されていますが、5月1日より中国の空港でもほぼ同様に導入されます。

お問合せは…
潟Aジア・コミュニケーションズ 国土交通大臣登録旅行業第1816号  日本旅行業協会正会員
〒700-0902 岡山市錦町5-15 南田辺ビル4階 http://www.asicom.co.jp
TEL(086)231−0334 FAX(086)225−5041


「岡山と中国」ご希望の方にはご郵送いたします。  
また、ご入会いただくと、毎月お手元へお届けいたします。入会案内をご覧ください。


戻る   このページのトップへ トップページへ