岡山と中国 2013年2月
平成25年2月
  219号


発行人 片山浩子
編集人 松井三平
友好交流の再開を目指そう・会員を拡大し役に立つ協会になろう
  2013年度(平成25年度)

    定期総会・新春互礼会開催
2013年度定期総会(岡山全日空ホテル)
  岡山市日中友好協会は、2月2日、岡山市・岡山全日空ホテルで、2013年度(平成25年度)定期総会と新春互礼会を開催。「以民促官」の精神による交流再開・促進を目指すという活動方針などを決定、役員改選では片山浩子会長を再選、新しいスタートを切った。

医療・教育交流も当面計画
  総会には、片山会長をはじめ役員、会員ら約50人が出席。開会に先立って会員物故者に黙祷を捧げた。
  片山会長の挨拶の後、赤木宣雄理事を議長に、松井三平理事事務局長が提案理由を説明し審議した。
  活動報告、収支決算報告では、年初は順調に事業も推移したものの、尖閣問題が急浮上した秋以降の厳しい状況の中での対応などが説明された。監査報告では、高渕宣雄監事が監査報告、いずれも報告通り承認された。

  新年度の事業計画、活動予算審議では、重点目標として、日中交流の再開や、平和友好条約締結35周年記念事業の展開、医療・教育交流の促進、協会の活性化と会員の拡大など6項目を掲げている。
  これらも提案通り了承された。
  任期満了に伴う役員改選では、片山会長が再選され、新たに黒住昭子理事が副会長に選任された。

  新春互礼会は、正午過ぎから来賓も含めて約100人が参加し賑やかに開かれた。来賓は国会議員や県会議員、岡山市議会議員、日中友好団体関係者、マスコミ関係者など多士済済。
  中国側からは大阪総領事館政治文化室の胡元元、劉馳の両氏、それに在岡の留学生や研修生らも招待された。
  イベントでは、ソプラノ歌手の村上彩子さんによる友好祈念ミニコンサートがあり、里の秋や故郷と言った名曲が会場を盛り上げた。
 
片山浩子会長挨拶 
  昨年1年間は、日中国交正常化40周年と言うことで、いろいろと行事を予定しておりましたが、ご存知のように日中関係が1972年の国交回復以来最悪の状況になってしまいました。
  そのためできなかったこともありましたが、その他は無事に1年を終えることができました。それも会員の皆様のお陰だと心より感謝申し上げます。

  今年は日中平和友好条約締結35周年になります。日中両国共に新しい政権になりましたこともあり、これを機会に日中関係が好転しますよう強く願っております。
  このような中ですが、昨年12月当協会が主催しました講演会、座談会「日中を結んだピンポンの力」で、講師の元卓球女子世界チャンピオン、松崎キミ代さんのお話がたいへん印象に残っております。
  「中国には日本を好きな人がたくさんいます。国交のない時代、ピンポンを通じて絆を深めたように、これからも瀬戸内日中友好卓球交流会を立ち上げ、日中友好関係を切り開きたい」とおっしゃいました。

  私もこのような時代だからこそ、私どものような民間の草の根の力で交流を途切れさせることなく地道に続けて行くことが大切ではないかと考えております。
  今年度は、岡山市の友好都市・洛陽との医療交流、緑化交流を再開することや日中卓球交流を実現すること、また多くの会員の皆さんに楽しんで頂ける行事など計画しております。

  組織的には、認定NPO法人の認可も目指しております。
  本年度も皆さま方のお力で会を盛り上げて下さいますよう、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。        
村上彩子さんの舞台
 





















       Photo Report  
劉馳、江田五月、土井宏輔、胡元元の各氏
  新春互礼会は、黒住昭子副会長の司会で進行。来賓紹介の後、中国大阪総領事館の劉毅仁総領事名のメッセージが、政治文化部アタッシュの胡元元さんによって代読された。
 
 乾杯の後は、日中友好活動関係者や来賓が入り混じって賑やかに懇親。関係企業や団体の協力によるバザーや抽選会も行われた。


小林義明県議と則武宣弘市議長
逢沢一郎議員
田淵薫、高山憲三、磯野昌郎、劉馳の各氏
近藤弦之介副会長
内山登県議長
在岡中国人留学生のみなさん
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2013(平成25)年度事業計画
 各種交流事業は前年並に計画

Ⅰ 事業実施方針の重点目標

 1 「以民促官」の精神で民間交流を活発化させ日中交流を再開させよう
 2 日中平和友好条約締結35周年記念事業を展開しよう
 3 日中医療、教育の交流を促進しよう
 4 岡山県下の日中友好活動団体個人との連携を深め、民間交流ネットワークを構築しよう
 5 日常活動を通じて会員を拡大し、会員相互の連携を強め、協会を活性化し、役に立つ協会組織を創ろう
 6 認定NPO法人の認可取得

Ⅱ 事業の実施に関する事項
 1、行事活動
  ① 日中平和友好条約35周年記念事業
  ② 日中友好公開講座
  ③ 日中交流関連の活動
 2、岡山-洛陽友好促進事業
  ① 岡山市日中友好協会友好訪中団
  ② 日中医療相互交流促進(視察、研修、交流)
  ③ 洛陽孟津県白鶴鎮緑化協力事業。日中緑化交流基金助成
  ④ 日中仏教交流促進(〔玄奘寺落慶法要参列団〕)
  ⑤ 岡山市立岡山後楽館高等学校中国語講師招聘
  ⑥ 経済・教育・文化・スポーツ・医療福祉など多方面の交流
 3、各都市との交流
  ① 日中卓球交流促進「瀬戸内日中友好卓球交流会」協力
  ② 上海市との交流
  ③ 大連市との交流
  ④ 江西省との交流
  ⑤ 河南省信陽市溮河区と新見市との20周年交流協力
  ⑥ 江蘇省淮安市と吉備中央町の交流支援
 4、教育交流促進
  岡山県日中教育交流協議会活動への協力
 5、中国人留学生支援センター
  ① 支援活動ネットワーク強化。留学生との懇談会開催
  ② 就職アルバイト支援活動。県内企業との連携
 6、組織強化活動
  ① 専門委員会・センターの強化(日中医療促進、中国人留学生支援、中国語、組織、広報等)
  ② 会報「岡山と中国」の発刊 年6回
  ③ 会員拡大目標(一般会員300人 賛助会員20団体)
  ④ ホームページ充実
  ⑤ 組織連携(岡山県下の日中友好団体連絡連携強化)
  ⑥ 財政健全化
 7、中国語センター
  ① 中国語講座の開講継続
  ② 中国語検定試験実施(日本中国語検定協会の委託事業)
  ③ 中国語通訳ガイド養成講座開設
  ④ 個人レッスン、進出企業支援ビジネス中国語レッスン
  ⑤ 中国語講師育成研修会
  ⑥ おかやま「浪乗り会」及び特別講座の継続、講師育成
  ⑦ 中国語普及のための講演会、勉強会開催
 8、「人民中国」普及
  ① 「人民中国」普及活動。学校への普及
  ② 中国三誌友の会の活動支援
 
2013年度(平成25年度) 特定非営利活動法人
     岡山市日中友好協会 役員一覧表
                                   (順不同、敬称略)
 役   職    氏    名 所      属   
  顧   問    伊原木 隆 太     岡山県知事   新 
    〃    高 谷 茂 男   岡山市長   
    〃    森 田   潔    岡山大学長   
    〃    江 草 安 彦   社会福祉法人旭川荘名誉理事長   
    〃    片 岡 和 男   前 岡山市日中友好協会会長  
  会   長   片 山 浩 子   岡山外語学院学院長   
  副 会 長    近 藤 弦之介   太陽綜合法律事務所代表弁護士  
    〃     永 山 久 人   下津井電鉄代表取締役  
    〃    岡 本 拓 雄   岡山県日本語教育研究会  
    〃    土 井 章 弘   岡山旭東病院院長  
    〃    黒 住 昭 子   中国人留学生支援センター代表   新
  理   事    宮 本 光 研    長泉寺名誉住職  
    〃    赤 木 宣 雄   元 岡山市少林寺拳法連盟理事長  
    〃    天 野 勝 昭   元 岡山市副市長  
    〃    佐 藤 芳 郎   佐藤芳郎公認会計士事務所所長  
    〃    牛 田 和 子   活性化委員  
    〃    高 木 文 彦   高木会長  
    〃    山 本 直 樹   広報委員会  
    〃    荒 木 敏 雄   日中緑化交流担当  
    〃    猪 木 正 実   広報委員会  
    〃    松 井 三 平   アジア・コミュニケーションズ代表取締役  
    〃    岡 﨑   登   岡山全日空ホテル 取締役   新
  監  事   高 渕 宣 雄   ビジョン経営研究所代表  
    〃    室 賀 康 史   室賀ビル社長  
  参   与   江 田 五 月   参議院議員、日中友好会館会長  
    〃    逢 沢 一 郎   衆議院議員  
    〃    津 村 啓 介    衆議院議員  
    〃    山 下 貴 司    衆議院議員  新 
    〃    内 山   登   岡山県議会議長  新
    〃    則 武 宣 弘   岡山市議会議長  
    〃    中 川 隆 進   トマト銀行社長  
    〃    黒 瀬 定 生   岡山県日中懇話会会長  新 
    〃    門 野 八洲雄    岡山県日中教育交流協議会会長  
    〃    野 津   喬   岡山市国際交流協議会会長  
    〃    加 計 孝太郎   岡山理科大学総長・加計学園理事長  
    〃    井 尻 昭 夫   岡山商科大学学長  
    〃    赤 木 忠 厚   山陽学園大学学長  
    〃    楠 木 忠 司   岡山市洛陽市友好都市議員連盟顧問  
    〃    磯 野 昌 郎   岡山市洛陽市友好都市議員連盟会長  
    〃    岩 本 一 壽   岡山県済生会・支部業務担当理事・常務理事  
    〃    越 宗 孝 昌   山陽新聞社社長  
    〃    中 島   博   ナカシマホールディングス代表取締役会長  
    〃    貝 畑 雅 二   貝畑学園理事長  
    〃    漆 間 宣 隆   岡山県日中仏教文化交流会会長  
※顧問及び参与は会長の委嘱による 
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2012(平成24)年度事業報告
Ⅰ 事業実施の概括
  昨年は日中国交正常化40周年という節目の年で、各種の記念事業が予定された。
  9月上旬までの主な記念活動は予定通り行われ、4月の牡丹祭り参加は岡山市民訪問団として実施され協会員と一般募集の市民が訪問団を結成した。
  ところが、9月半ばになって、政府の尖閣国有化が発表されるや、中国の大規模な反日デモや暴動が勃発し、日中間の交流は政府民間を問わず、ほとんどが中断や延期を余儀なくされた。

  そのような中でも、協会は12月に40周年を記念し「日中を結んだピンポンの力」講演会座談会を開催。120名の参加者を得て、日中国交正常化に至る時代に、卓球という民間交流が果たした大きな役割を改めて再確認
報告する松井事務局長。議長は赤木理事
した。
  日中緑化活動は6年間の実施を経て休止していたが、洛陽からの強い要請もあり、今年度申請し助成金の決定がなされた。
  医療交流は、医師看護師の相互訪問の予定だったが洛陽からの受け入れは実現したものの、訪問が延期となっている。
  中国語センターでは、ビジネス中国語の開講や中国赴任直前講座など新たな取り組みもなされたが、予定していた中国語通訳ガイド養成講座は実施できず、来期へ持ち越すこととなった。

Ⅱ 事業の実施に関する事項
 1、岡山-洛陽友好促進事業
  (1)牡丹祭参加洛陽への訪中団「岡山市民訪中団」。34名参加。
    植樹ボランティア、申窪村希望小学校、村上彩子ミニコンサート
  (2)半田山牡丹祭(岡山市と共催)。洛陽牡丹両備ホールディングスより岡山市に寄贈。
    王革さん指導による太極拳演武。國忠征美さんによる「牡丹の育て方教室」開催
  (3)岡山市立後楽館高校中国語教師招聘(張婷さん)
  (4)第一次洛陽市医療研修生2名(医師-談華、看護師-王麗莉)
 2、行事活動等
  (1)日中国交正常化40周年記念活動
   ① 『日中を結んだピンポンの力』講演会と座談会。松崎キミ代さん、深津尚子さん。
     協会主催、県卓球協会、日中懇話会、日中教育交流協議会 後援
   ② 岡山商大孔子学院主催講演会 後援
   ③ 矢掛町主催『日中絵画展』後援
   ④ 黒井山パーク『楊曾葳絵画展』後援
 3、中国駐大阪総領事館との交流
   ① 中日友好協会唐家璇会長就任祝賀会
   ② 国際婦人年祝賀会
   ③ 副総領事、コンドズユスフ女史来岡
   ④ 中国建国63年祝賀会
 4、中国人留学生交流活動
   ① 岡山県中国人留学生学友会 新入生歓迎会
   ② 総領事館教育部との交流会
 5、交流促進活動
   ① 長春市経済貿易促進訪日団来岡 協力。肖万民常務副市長一行5名が来岡、経済界と懇談
   ② 日中卓球交流促進訪中団。卓球関係者、協会員で構成。青島訪問交流
   ③ 『瀬戸内日中友好卓球交流会』準備会設立
   ④ 新見市信陽市溮河区友好締結20周年記念訪中団。
    団長:田口誠(五洋工業社長) 顧問:小林義明県議。信陽市溮河区にて日中教育基金贈呈式
 6、教育交流
  (1)岡山県日中教育交流協議会(会長-門野八洲雄)
   ① 「日中教育交流発表会」 後援
   ② 『STUDENT EXCHANGE in 大連』後援
  (2)早島小学校・上海威海第三小学交流支援
 7、中国語センター
   ① 中国語会話教室開講。中国語通訳・翻訳サービス。入門、初級、中級、ビジネス講座開講
   ② 中国語センター運営委員会設置
   ③ 岡山浪乗り会(中山時子先生監修中国語発音訓練)
   ④ 道上知弘講師「中国語セミナー」開催
   ⑤ 鄭正浩先生講師「講師勉強会」開催
   ⑥ 日本中国語能力検定試験実施(受託事業)
 8、三誌友の会
   ① 『人民中国』購読会(ピュアリティまきび)。
 9、組織広報活動
   ① 総会互礼会開催。大阪総領事館より殷達奇領事出席。華武太極拳演武披露(王革先生)
   ② 理事会開催(5回)
   ③ 会報「岡山と中国」の発刊(年6回)
   ④ 会員拡大活動
    新規入会者
     一般会員   28名
     賛助会員    0名
    退会者
     一般会員   33名
     賛助会員    0名
    現在会員数
     一般会員  209名
     賛助会員   17名
「特定非営利活動に係る事業」  
          特定非営利活動法人 岡山市日中友好協会  
「特定非営利活動に係る事業」
会計収支報告書
特定非営利活動法人 岡山市日中友好協会
(平成24年1月1日~平成24年12月31日)   
科  目  実 績 額  予 算 額  増△ 減▲ 
Ⅰ 収入の部       
1 会費収入       
  一般会費  1,269,500   1,500,000  ▲230,500
  賛助会費  1,015,000  900,000 △115,000 
  小  計  2,284,500  2,400,000  ▲115,500
 2 活動収入    
  行事等収入   1,029,175  1,500,000 ▲470,825 
  広告収入   340,000  400,000   ▲60,000
  受託事業収入   67,500  0  △67,500
  人民中国収入   106,000  130,000  ▲24,000
  中国語セン
  ター収入 
 2,685,390  2,500,000  △185,390
  その他収入 0  1,200,000  ▲1,200,000
  小  計   4,228,065  5,730,000  ▲1,501,935
3 その他       
  寄付金 126,000  100,000  △26,000
  雑収入   511,909  200,000  △311,909
  小  計   637,909  300,000  △337,909
当期収入合計(A)   7,150,474  8,430,000 ▲1,279,526 
前期繰越額   4,763,461  4,763,461  △0
当期収入総合計(B)   11,913,935  13,193,461  ▲1,279,526
Ⅱ 支出の部       
1 一般管理費       
  家賃   1,116,000  1,116,000  △0
  水道光熱費   105,085  95,000  △10,085
  人件費   1,045,920  1,200,000  ▲154,080
  通信費   239,235  280,000  ▲40,765
  事務用品費  491,073   420,000  △71,073
  旅費交通費   57,000  100,000  ▲43,000
  租税公課   0  0  △0
  回収不能会費   18,500  50,000  ▲31,500
  雑費   193,660   50,000  △143,660
    小  計   3,266,473  3,311,000  ▲44,527
2 活動費       
  活動費   215,005  800,000  ▲584,995
  機関誌発行費   567,140  620,000 ▲52,860
  行事等開催費   748,206  1,200,000  ▲451,794
  交流費   577,685  180,000  △397,685
  受託事業費   0  0  △0
  人民中国支払   61,482  60,000  △1,482
  中国語セン
  ター支払 
1,246,813   1,220,000  △26,813
    小  計   3,416,331 4,080,000   ▲663,669
3 予備費   0  0  
当期支出合計(C)  6,682,804   7,391,000  ▲708,196
当期収支差額
   (A)-(C) 
 467,670  1,039,000  ▲571,330
次期繰越収支差額
   (B)-(C) 
 5,231,131  5,802,461  ▲571,330
「特定非営利活動に係る事業」
会計収支予算書

特定非営利活動法人 岡山市日中友好協会
(平成25年1月1日~平成25年12月31日)   
科  目  予 算 額  実 績 額  増△ 減▲ 
Ⅰ 収入の部       
 1 会費収入      
  一般会費  1,500,000  1,269,500  △230,500
  賛助会費  1,200,000  1,015,000  △185,000
   小   計  2,700,000  2,284,500  △415,500
2 活動収入       
  行事等収入   1,100,000  1,029,175  △70,825
  広告収入   350,000   340,000  △10,000
  受託事業収入  6,000,000  67,500  △5,932,500
  人民中国収入  120,000  106,000  △14,000
  中国語セン
  ター収入 
 2,800,000  2,685,390  △114,610
  その他収入     0  △0
    小   計  10,370,000  4,228,065  △6,141,935
3 その他       
  寄付金   130,000  126,000  △4,000
  雑収入   200,000  511,909  ▲311,909
    小   計   330,000  637,909  ▲307,909
当期収入合計(A)   13,400,000  7,150,474  △6,249,526
前期繰越額   5,231,131  4,763,461  △467,670
当期収入総合計(B)   18,631,131  11,913,935  △6,717,196
Ⅱ 支出の部       
1 一般管理費      
  家賃   1,116,000  1,116,000  △0
  水道光熱費   105,085  105,085   △0
  人件費   1,045,920  1,045,920  △0
  通信費   250,000  239,235  △10,765
  事務用品費  250,000  491,073  ▲241,073
  旅費交通費   360,000   57,000  △303,000
  租税公課   0  0  △0
  回収不能会費   0  18,500  ▲18,500
  雑費   200,000  193,660  △6,340
    小   計   3,327,005  3,266,473  △60,532
2 事業活動費       
  活動費   220,000  215,005  △4,995
  機関誌発行費   568,000   567,140  △860
  行事等開催費   750,000  748,206  △1,794
  交流費   600,000   577,685  △22,315
  受託事業費  6,000,000  0  △6,000,000
  人民中国支払   65,000  61,482  △3,518
  中国語セン
  ター支払 
 1,500,000  1,246,813  △253,187
    小   計   9,703,000  3,416,331 △ 6,286,669
3 予備費   0  0  △0
当期支出合計(C)   13,030,005  6,682,804  △6,347,201
当期収支差額
  (A)-(C) 
 369,995  467,670  ▲97,675
次期繰越収支差額
  (B)-(C) 
 5,601,126  5,231,131  △369,995
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楊曾葳墨跡書画展「春到」を開催して
   東洋の美の心を愉しむ

       「道の駅」黒井山グリーンパークゆうゆう交流館・支配人
                                    三 宅 久 雄
楊氏と力作の書画
  昨年の「絆展」に続き7度目の開催となった、中国の作家たちとの書画交流展“東洋の美”の心を愉しむ…今回のテーマは「春到」でした。
  古く万葉の時代より“春告げ花”として愛しまれて来た中国が原産の“梅の花”をモチーフに、絵画・書画など、60点余の力作を一堂に展覧しました。

  百花繚乱、馥郁たる梅の香が漂うかのごとく会場は華やぎ、優雅で和やかな雰囲気の中、カタコト?交じりの日中両国語での楽しそうな会話や、時には筆談のコミュニケーションなど、終始和やかな雰囲気に包まれていました。
  作品を出展してくださったのは、当初よりこの催事開催の中心的な存在としてご尽力いただいている北京在住の楊曾葳先生(69歳)です。

  私ども瀬戸内市の「道の駅」黒井山グリーンパーク・ゆうゆう交流館ギャラリーでこのイベントを開催させていただけるきっかけとなったのは、2005年、予てより楊先生との朋友である先輩に同行し、初めて北京を訪問した時の事です。
  言葉も中国文化も全く不勉強の小生を、先生はとても暖かく迎えてくださいました。招かれたアトリエで書・絵画・篆刻などを拝見させていただいたのが出発点です。
  作品は”中国五千年”悠久の歴史が漂う重厚さ、楊先生ならではの繊細さと伸びやかさ、心に大きな感動と安らぎを与えてくれるものでした。

  言葉や、文化の壁などを超越したかのごときこれらの作品を、是非とも日本の人々にもご覧頂き、書画芸術の中に潜む“東洋の美”の心を通して相互交流・親睦を深めたいと思いました。
  楊先生とも同じ思いで意気投合致しました。爾来毎年休むことなくこの歩みを継続させていただいております。
  末筆となりましたが、毎回本展を楽しみに足をお運びくださるお客様、そして本展開催に多大なご支援を賜っております岡山市日中友好協会、瀬戸内市、瀬戸内市文化協会、各報道機関の皆様方に心より感謝申し上げます。
 (今年の第7回墨跡書画展は、1月24日から2月3日までの間開かれました)

長春・瀋陽・丹東・大連訪問記
   =2012.8.26~9.2=
  「大地回春」 の曲   口琴さわやかに

                   「長春会」 会員,当協会会員 池田 武久
和やかだった祝賀会
  私たち「長春会」(残留孤児、引揚げ者等支援の会)は、昨年8月26日から9月2日まで中国・長春を訪問しました。主たる目的は、長春市外事弁公室と長春中日友好会館の共催による日中国交正常化40周年祝賀会に出席することでした。

  8月26日、一行は成田より長春に向け出発。到着後今回初めて参加された方のために、早速長春市内に残っている旧満州時代の建物、旧関東軍司令部や主な官公庁の建物を見て回った。
  尚、私が一時住んでいた銀行の寮はまだ在ったが、老化して危険になったため、今秋倒されることになっていた。
  この後、長春市外事弁公室の我々の歓迎会が急遽この夜に行われることになったので、会場の長春随一のホテル、香格里拉へ直行した。
  しかし、この夜私は一行の3人と共に夜行寝台列車で牡丹江へ向かうことになっていたので、宴たけなわの中を抜けて長春駅へ向かった。

  8月29日、牡丹江、鶏西、ハルピンを駆け足で巡ってこの日午後、長春へ戻った。
  私は祝賀会が始まる前に、ちょうど帰省していた岡大留学生のS小姐と会館で会ってお茶をした後で日中国交正常化40周年祝賀会に参加した。
  中国側の出席者の内、外事弁公室の主任と会館の総経理以外の中国人はみんな日本語が堪能なので会話は主に日本語だった。
  更に私は、今年新任の主任以外全員既知であった。
  私は富主任と隣り合わせの席だったので、外事弁の尹秘書の助けを借りながら不自由な中国語で話をしたが、非常に友好的に話が弾んだ。
  元来東北地方は、良しにつけ悪しきにつけ日本との縁が深く、対日感情も悪くはないので既に巷では尖閣問題が表立っていたにも関わらず、この夜日中両国人は例年通りに至極和やかに歓談した。
  私は中日国交正常化40周年を祝って、中国人が良く知っているおめでたい曲である「大地回春」等数曲、口琴(ハーモニカ)を吹いた。

  8月30日、一行は瀋陽観光だったが、私はK氏と中国人通訳の3人は、一行と分かれて我が出生地、丹東へ向かった。
  途中、本渓水洞を観光し丹東に向かい、丹東が初めてのK氏の観光案内をした。
  丹東に一泊し翌日大連に向かい、K氏は再び一行と合流し大連および近郊を観光した。
  私はもう観光は不要だったので、半月前私と丹東同郷のH小姐の結婚式で知り合った、やはり丹東生まれのP小姐と昼食を共にした後、一行の最後の夕食会に臨み、恒例になっている口琴を吹いた。
  9月2日帰国したが、尖閣問題が激化する前とは言え、対日感情の良い東北ならではのこと、今回も無事行って来ることができた。謝謝。
 
故家野四郎氏に感謝状
        総会で片山会長から贈呈

  岡山市日中友好協会では、2月2日開かれた定期総会の席上、先に89歳で逝去された故家野四郎氏に感謝状を贈った=写真=。
 家野氏は、戦前の上海同文書院出身で、戦後の日中友好活動に、また当協会の活動に多大な貢献をした。

来岡の総領事館職員
    協会の役員等と懇談
 2月2日開かれた新春互礼会の来賓として来岡した中国大阪総領事館政治文化室アタッシュの胡元元さんと劉馳氏が、当協会関係者と懇談した。
 胡、劉両氏とも、領事館の仕事で結構来岡しており、和気あいあいムード。岡山の印象など、いろいろ話し合った。

活動日誌
 1/ 9…理事会
 1/17…三誌友の会例会
 1/28…総会準備理事会
 2/ 2…2013年度総会・日中新春互礼会(岡山全日空ホテル)
 2/16…瀬戸内日中卓球交流実行委員会準備会(協会事務所)

先憂後楽
  政権が民主党から自民党に移り、安倍総理が誕生した。中国でも、胡錦濤総書記から習近平体制に移行し、日中双方が指導者の交替により、懸案の尖閣諸島をめぐる日中の対立解決への方針が出るのではと、期待が寄せられた。

  しかし、春節が終わった2月後半になっても、地方同士の交流再開すらメドがたっていない。3月の全人代、首脳会談を経ないと動かないという観測もある。

  岡山市と洛陽市との交流については、毎年4月に開催される「洛陽牡丹文化祭」への取組について、恒例の洛陽市長からのインビテーションがまだ届かない。逆算すると訪問計画は厳しい状況だ。また、昨年に決定された日中緑化交流基金助成による「洛陽緑化協力事業」についてもアクションが起こせない状況が続いている。

  地方同士の民間交流には何ら中央政府の規制はないというのが中国側の正式見解だが「交流再開一番乗り」になりたくない雰囲気もあるようだ。

  中国側も日本側も交流再開の期待がピークになっている。政府指導でしか動かない現実に忸怩たる思いでいるのは私だけではない。両国の首脳会談実現、交流再開というロードマップを描き、計画を実行したい。

  中国の国際的地位が経済面、政治面、軍事面など飛躍的に高まっていること、日中関係のパワーバランスも変わってきている。40年の間に大きな変化があることを踏まえ、互恵平等で相互利益を図れる有機的な民間交流を提案していきたい。(松)



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