設立35周年
2016年10月
平成28年10月
  241号

発行人 片山浩子
編集人 松井三平
養老院、病院見学。職業学校で介護人材育成協力を論議
      天津へ福祉交流訪問団          
高齢者福祉に特化し協議 

  片山浩子岡山市日中友好協会会長を団長とする「岡山天津福祉交流促進訪中団」が、10月18日から4日間、天津市を訪問した。主として高齢者福祉施設の視察と関係者との座談会を行い、今後の岡山と天津間における高齢者福祉交流の進め方を協議、この中で特に介護人材の育成協力について具体的な提案もなされ、大きな成果があった。
天津現代職業技術学院で

  この訪問団は、岡山市日中友好協会と天津市人民対外友好協会が昨年締結した友好交流協定に基づいて、天津市側から招聘されたもの。相互訪問は今回で4回目となるが、高齢者福祉交流に特化した訪問は初めての試み。
南開区養老院

  福祉関係から、社会福祉法人旭川荘の小幡篤志日中医療福祉研修センター所長、同敬老園の藤田正明主幹、ベル学園岡山医療福祉専門学校の品川勝彦校長、同介護福祉学科の東潤一学科長、岡山旭東病院副院長で、高齢者向け住宅「岡山ハッピィライフ操風」理事長の土井基之氏らが参加。訪問団には片山団長の他、協会からは、副団長として黒住昭子副会長、山本直樹理事、会員の川野明氏、そして松井三平専務理事ら、計10人が参加した。

  訪問団は初日、韓国・仁川経由で天津に入り、到着後、天主教と教会が運営する病院を訪問した。天主教では、教会内部を見学した後、附属病院を訪問した。
  19日の午前中は、濱海経済開発区にある養老院「天津泰華国際養老院」を訪問。焦金華院長が自ら施設内を案内した。
日中高齢者福祉事業座談会

  同日午後には、今回の訪問の一番の目的である日中双方による高齢者福祉に関する座談会を開催するため現代職業技術学院を訪問した。

  座談会には、対外友好協会、紅十字会、現代職業技術学院、南開区養老院の幹部、そして天津職業学院、天津中徳応用技術大学、天津城市職業学院、天津青年職業学院の学生等約130人が参加した。

  座談会で中国側は「今回の座談会が日中福祉関係の理解を深め日中友好の促進に貢献し、天津、岡山両市の実質的な交流の大きな一歩になることを確信している」と述べた。
  会場では質問が飛び交い約2時間半に及ぶ座談会と交流は熱気に溢れていた。

  21日には、市内の南開区養老院を訪問した。
天津市関係者との懇談会
  今回の訪問は、高齢者福祉という分野に特化し具体的な交流につなげることを追求した。高齢者福祉人材については、日本の法整備が進み、近い将来介護福祉士の資格を取れば外国人が日本で就職できる道筋が出来る見通しだ。

  安い労働者としてではなく、きちんと介護技術を身につけた人材の育成は、日中双方にとって重要になってくる。
  今後の展開に期待が集まる。   (松井三平・記)


吉備真備記念碑修復完成
        西安・環城公園で記念式典
 記念植樹をし碑建立 30周年を祝う式典に
                岡山県、倉敷市、矢掛町関係者ら出席

  西安にある吉備真備記念碑の修復完成を記念した「吉備真備記念碑建立30周年記念式典」が、10月11日、西安市中心部の城壁南門東側の吉備真備記念公園で行われた。

  岡山側からは、修復を手がけた岡山県日中懇話会の黒瀬定生会長、岡山県、倉敷市、矢掛町ら関係者。西安市側から盧凱副市長ら関係者が出席。記念植樹をして完成を祝った。
 記念碑周辺は、西安市が環城公園として整備し、市民の憩いの場となっている。   
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特 集 西安・吉備真備記念碑修復
友情が末永く続くことを確信
                    岡山県日中懇話会 会長 黒瀬定生

  本日、このように西安市人民政府、盧凱副市長を始め西安市関係者の皆様、岡山県の関係者の皆様のご臨席のもと、吉備真備記念碑建立30周年記念式典が挙行されますことは、私ども岡山県民にとって大きな喜びです。

  吉備真備記念碑を建立してから30年間、日中友好の礎として今日まで西安市民に愛されていますことは、ひとえに西安市人民政府関係者の皆様のご理解とご協力があったればこそであり、厚く敬意を表します。

  また、吉備真備記念園をこのように華やかにリニューアルし、記念碑の修復や記念式典の準備にも多大なるご協力を頂きました。西安市外事弁公室、西安市城壁管理委員会をはじめとする関係者の皆様に深く感謝しております。
  ご承知のように、吉備真備公は、現在の岡山県の吉備地方の出身であり、今から約1300年前、遣唐留学生としてこの地、唐の都、長安にまいりました。

  そして、前後2度、計19年にも及ぶ長い期間、儒学、歴史学、政治学、経済学、法律学、天文学、音楽など多方面にわたって学び、日本に帰国いたしました。
  当時、世界最高といわれた唐の優れた文物が吉備真備によって日本にもたらされ、日本国の諸制度、文化の繁栄に計り知れない貢献をいたしました。

  こうした中国の昔日の恩顧に対する感謝の気持を永遠に伝え、日本と中国の友好を促進したいと願い建立いたしましたのがこの吉備真備記念碑です。
 建立から30年たった今でも当時の願いを保ったまま現在に至っていることは、大変喜ばしいことだと感じています。
  今後もこの記念碑のように岡山県と西安市、日本と中国の友好が末永く続いていくものだと確信しております。

  最後になりましたが、ご臨席の皆様のますますのご健勝と、日本と中国の友好がますます促進されますことを祈念いたしまして式辞といたします。  ありがとうございました。

両国の末永い友情の歴史の証拠
              西安市人民政府 副市長 盧 
 

  秋もたけなわとなるこの時期に、われわれは日本・岡山県の代表団を迎え、それに西安市南門環城公園で吉備真備記念碑完成30周年記念イベントを行うことができ、心より嬉しく思っています。
  私は、西安市人民政府及び人民を代表しまして岡山県日中懇話会、黒瀬定生会長始め代表団の方々に対し熱烈なる歓迎の意を申し上げます。

  中日両国の友情は歴史が長く、盛唐の時期に友好は空前の盛況を見せました。日本は相次いで大きな遣唐使団を16回に分けて、中国に派遣し、
人数が一番多かった時期には600人に達したことがありました。遣唐使団の到来は、中日両国の政治、経済、文化など各方面での交流と協力を促進することができました。

  これらの友好使者の中で最も有名なのは、阿倍仲麻呂と吉備真備でした。
  吉備真備は、開元5年(公元717年)遣唐使団と共に中国に来、長安で17年間にも及ぶ期間、留学しました。
  彼は、学問を学び歴史を研究し博学の士になりました。そして開元23年(公元735年)、中国の古典書籍1700冊も日本に持ち帰り、研究した成果を日本に広めました。

  中日同朋は、公元1986年、吉備真備が帰国して1250周年を記念して、吉備真備記念碑を建設しました。
  この記念碑は、吉備真備の偉大な足跡を記録しただけでなく、中日両国人民の末永い友情の歴史の証拠にもなっていました。今年は、その吉備真備記念碑完成30周年に当たります。これらの記念事業を通じまして、両国人民の友情を深め、両国人民の各方面の友好交流と協力を促進することを祈念いたします。

 最後に、岡山県と西安市の末永い友情を祈念いたしまして挨拶とさせて頂きます。  ありがとうございました。

記念式典
迎客松を記念植樹
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洛陽から洛陽市教育視察訪日団来岡 
    岡山市教委を表敬し懇談
    後楽館高校で生徒と交流

岡山市教育委員会で
  黄暁玲洛陽市教育局長を団長とする洛陽市教育視察訪日団6人が、9月25日午後5時前、新幹線で来岡した。
  岡山駅ホームには、片山浩子会長、松井三平専務理事が出迎え、歓迎の意を表した。

  一行はホテルチェックイン後早速、神道山茶店で開催された岡山市日中友好協会主催の歓迎会に臨んだ。
  歓迎会には、協会関係者以外に、岡山市教育委員会や岡山市立後楽館高校、就実高校、清心女子高校などからも参加があり、教育関係者同士の交流が深まった。

  翌日朝、一行は岡山市役所へ赴き、菅野和良教育長を表敬訪問した。菅野教育長の歓迎の挨拶の後、黄団長が挨拶し、友好都市締結以来長期にわたり、小・中・高の各方面で交流を促進してきたことに対し謝辞を表した。
  その後、指導課の藤原陽子課長補佐から岡山市の教育目標や現状について、詳細な説明がなされた。
  質疑応答の中では高等学校の管轄や先生と生徒の人数比率などについて質問があった。
岡山市教育委員会で 生徒が御手前を披露(後楽館高校で)

  一行は、午後、岡山市立後楽館高校を訪問し、上林栄一校長を始め、多くの職員の出迎えを受けた。
  後楽館高校はかつて洛陽市外国語学校と友好交流校の提携をしており、毎年洛陽市から中国語教師を招聘するなど洛陽市との交流を継続している。

  同校では、書道の授業を参観し、生徒との交流を深めた。歓迎セレモニーでは、生徒のお手前による茶道体験をし、抹茶を楽しんでいた。
  訪日団は、夕方には大阪に向かい翌日の韓国訪問に備えた。

  今回の洛陽市教育視察訪日団は協会が招聘したもので、もともと8月に来日する予定だったが、ビザが間に合わず、9月末の受け入れとなった。 




日中韓3か国地方政府交流会議
    総勢460人参加し議論

  日本、中国、韓国の自治体関係者らが集う第18回「日中韓3か国地方政府交流会議」が、10月18日から4日間の日程で開かれた。
話が弾んだ地方会議レセプション
  都県レベルではなく政令市主催で開催されるのは岡山市が初めてで、過去最多となる約460人が参加した。

  メーンテーマは「地方政府交流による北東アジア地方の活性化」。地方振興策や交流促進などの問題について熱心に論議、交流した。

  中国からは約160人が参加、うち洛陽市から6人。岡山市日中友好協会も参加した。当協会を代表して参加した永山久人副会長は次のように話している。

  「会議や交流を通して、お互い共通認識が生まれ、次は行動に移すことが大切だとの想いができたことは良いことではないか。同じテーブルについて話し合ってみても違和感は感じず、やはり友好交流は民間からだとも実感した。たまたまハルピンからの人とも話せたし、岡山に縁のない中国の人と交流できたのも有意義だった」。

戦後70年と私(投稿)
     伝えておきたい身の凍る思い
     恩讐を越え平和の雲に乗らん

                              則 次 美弥子 

  「女狩りと、父の釈放と青酸カリ、この三つを語らずして私の戦後はない」

  満洲・公主嶺に敗戦後最初に来たのは、ソ連の囚人部隊だった。横暴を極めた行動に、敗戦とは斯くも無惨なものだと思い知らされた。
  街を徘徊しては、「ダワイダワイ」と腕時計を奪い、家に来てはミシンや蓄音機の類を持ち去った。その頃はまだよかった。

  やがて女に危害を加え始めた。
  私はすでに五分刈りの男装、顔には媒を塗っていた。異常の時は床下に潜り込み家人は他に逃げた。
  家の中には誰も居ないのに銃を連発する。又やって来る。無人を確めても銃を放し、さらに畳一枚を上げ床板を剥ぎ懐中電灯で照らし始めた。
  父が死角を選んでくれた場所で息を殺していた。その時の身の凍る思いは死んでも忘れない。こんな事が何回あったことか。
  友人の父上は、逃がした娘を出せと銃で連打され軍靴で蹴られ、それが元で亡くなった。

  後々知ったことだが「三日間勝手たるべし」と上層部からの話があったと聞く。その三日間は、とてつもなく長くまさに地獄だった。
  その後、ソ連の正規軍が入り正式交渉が始まり好転の兆しが見えてきた。

  だが、中国の八路軍と国府軍の内戦で勝ち組の政権下に何度も揺れ動いた。ある時、特志看護婦の派遣を要請してきた。日本人民会の幹部達はその対処に、苦悩と決断は如何ばかりであったことか。
  それに加えて現地人の大地主は土地を没収されていると風評が流れてきた。
  やがて矛先は日本人に向いた。Aさんは監禁後帰宅しない、Bさんは留置後帰宅、Cさんはすでに逃亡、等々。
  ある日、T商会の社長が明日は危いと囁かれるようになった。父は友人を見送ると言って家を出た。公主嶺神社の広場で群集の前で露と消えた。合掌。
  そんな戦々恐々とした毎日だった。
  突然、我家に数人の兵士が来た。事務室での対応はミシンを借りたいという。それはすでに無い。「假話没有(嘘はついてない)」の言葉を最後に父は連行された。

  当時の状況から私達残された者は恐怖に戦いた。誰も何も言わない。時計の音だけがやけに響いた。どれ程時が経ったのか、父がふらっと帰って来た。家族5人は抱き合い無事を確め合った。固い顔で声にならない喜びに満たされた。

  後日知ったのは、苦力頭(人夫頭)を始め仕事仲間や近所の満洲人達が釈放に奔走してくれたという。この人は嘘を言う人ではないと弁明してくれたという。何と有難いことか。
  土建業の父が、現場で満洲人とどんな接触があったのか誰も知らない。父を助けてくれた人達に、この紙面を借りて深く感謝しお礼を申し上げる。

  引揚げに先立ち日本人墓地大法要が21年6月に営まれた。日本人会長の最後の言葉は、
 「明治39年以後無量弐萬ノ霊骨ヲ遺シテ故郷ニ追ハル。又何時来タリテ諸氏ヘノ霊ヲ慰メン。何ノ顔アリテ諸氏ニ訣レ、何ノ辞ヲ以ッテ故山ニ帰ラン。吁壱萬ノ英霊安ラカニ瞑レ。再ビ平和ノ雲ニ乗リ諸氏ト相見ユルノ機アルベシヲ祈ル。」
  私もまた然り。恩讐を越え平和の雲に乗らんと切に思う。   
                             〇  〇  〇  
  この原稿は、満州(現中国東北部)からの引揚者である則次美弥子さん(84歳、岡山市在住)が、岡山市大元公民館で講話されたものを、要約版として投稿いただいたものです。
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国慶節    建国67周年を祝う 

  国慶節となる建国67周年祝賀会が、9月29日、大阪市のホテルニューオオタニ大阪で行われた。
  祝賀会は、新に総領事に着任した李天然氏にとって初めてのレセプションとあって、管轄となる関西、中・四国方面から日中関係者、経済界、行政長など約500名もの参加者が集まり、盛大だった。

左が李総領事
  李総領事は、これまで大阪や札幌の総領事館勤務を歴任し、直前では福岡総領事館に在籍していたことから、日本の人脈も多く、今後の活躍が期待されている。

  会場には常連の野中自民党元幹事長や大阪府日中友好協会の谷井会長らの他、香川県の浜田知事も参加しており、代表して挨拶に立つなど存在感を見せていた。これは、大平元総理の地元という立場だけでなく、高松空港の航空行政促進など、知事主導で日中関係を強化しようという意気込みの現れともとれる。

  その姿勢を見るにつけ、岡山県も日中関係強化への方針を持つべきと感じた。
  当協会からは黒住副会長が協会を代表して出席、李総領事と懇談した。 
ただいま奮闘中! 

  当協会会員の則次美弥子さんです。この写真は、中国(満州)引揚者としての実体験を岡山市の大元公民館で話されているところです。

  傘寿はとっくに超えておられますが、かくしゃくとしたお姿です。
  「語り部」としてのご活躍を期待します。お話しの詳細は本号の「戦後70年と私(投稿)」に掲載しています。 






世界自然遺産 武陵源(湖南省張家界) 

 
  仙境と呼ぶにふさわしい岩峰群、奇岩の世界が広がる。太古の地殻変動で海底が隆起してできたグランドキャニオンの中国版。

  最近では、8月、世界最長と売り込んだガラスの吊り橋が、観光客が殺到し開業10日余で「営業停止」に追い込まれたことで知られる。
  高さ200メートルを超える石柱が3000本以上もそそり立ち、雲海がまとわり付く姿は、正に山水画の絶景。

  そして張家界、天子山、武陵源と無限に広い。とにかく歩いて楽しむコース。真面目に歩くと1日約2万歩近い。
  そこにリフトを造り、エレベーターまで設置、極めつきが、奇岩の谷を結ぶ「世界最長、ガラスの吊り橋」。中国的エンターテイメントがあふれている。

  日本人はまだ少ないが、観光客は多い。移動手段が複雑なため現地ガイドを付けた方が賢明。張家界空港へは上海や西安などから飛んでいる。 

展望台から見る張家界の遠望

会員消息
【入会者】
   松本 義由さん(福山市)
   則次 克美さん(瀬戸内市)
   黄田 昌仁さん(徳島県)
   小野 彰盛さん(岡山市)
   橋本   勝さん(岡山市) 

活動日誌
  8/26…則次美弥子さん、中国公主嶺での体験を講演(大元公民館)
  8/27…莫邦富先生と交流項目について協議(東京)
  8/28…上海高校生訪日団受入打合せ会(生涯学習センター)
  8/31…就実高校訪問
  9/ 2…吉備楽小野盛孝楽長面会(宗忠神社)
  9/ 8…NHK岡山支局来局
  9/17…京都廟嶺開拓団足跡ドキュメント番組反省会(京都みやこホテル)
  9/24…中国世界遺産写真展開幕式(岡山商科大学孔子学院)
  9/24…洛陽市教育視察団来岡(~26)
  9/29…中華人民共和国建国67周年祝賀レセプション(ホテルニューオオタニ大阪)
  9/30…上海高校生来日(県日中教育交流協議会受入~10/3)
 10/10…県日中懇話会訪中団(西安、武陵源。~15)
 10/14…三誌友の会例会(まつのき亭)
 10/17…会報編集委員会(協会)
 10/18…岡山天津福祉交流促進訪問団(天津、~21)
 10/22…岡山大学ホームカミングデー
  
先憂後楽
  30年ぶりに王燕さんに再会した。王さんは岡山大学への留学時代、当協会の中国語講師や吉備中央町と准安との交流などに協力いただき、卒業後、広州の軍関係の大学病院で教授をされていた。今回、岡山大学のホームカミングデイ、国際留学生同窓会に参加するため来日して再会した。ご自身もすでに退職し、息子さんも社会人となり、これからは日中交流のために一緒にやろうねと元気満々だった。

  同じ会場で金政泰弘先生にもお会いした。赤木五郎初代会長の時に数年間協会の監査を引き受けていただいた。また協会設立者の一人であるヤクルト販売の吉岡一太郎会長のお名前が出るなど、懐かしく昔日のお話を伺った。.

  そういえば、10月中旬の訪中時、西安で会った30年来の友人、「西安の玉三郎」こと范新紅さんともここ数年会っていなかったが、ずっと会っていた様な態度で接してくれた。

  私も京都の田舎の高校から岡山へ来てから44年が経とうとしている。この間、岡山で同じ時空間を過した先輩知人や友人との再会の瞬間、その時空間へフラッシュバックして鮮明に記憶が蘇る。いつか認知症になった時、これらの記憶も蘇らないのだろうかとちょっと気になったが、きっとそのことすら分からなくなるのだろうと納得した。 (松)


「岡山と中国」ご希望の方にはご郵送いたします。  
また、ご入会いただくと、毎月お手元へお届けいたします。入会案内をご覧ください。


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