2021協会設立40周年へ!
2019年1月
平成31年1月
  254号

発行人 片山浩子
編集人 松井三平

2019
平成31年
  「日中民間交流の新しい時代を切り開こう」(会議テーマ)
 日中友好新時代の幕開け

 2019年(平成31)、日中友好の新しい時代が幕開けした。昨年11月、岡山市内で開かれた第16回日中友好交流会議でも、冷え込んでいた日中関係の正常化が確認された。今年、日中両国間には新時代への期待が溢れている。

歓迎挨拶をする大森雅夫岡山市長(中央)を挟んで、
左が丹羽宇一郎日中友好協会会長、右が李小林中国人民対外友好協会会長
協会トップ新たな行動を語る

一人ひとりが一歩踏み 出せば景色は変わる
                                  日本中国友好協会会長
                                         丹羽宇一郎
  近年冷え込んでいた日中関係は、前向きな発展が顕著になり、日中両国政府間の交流が健全に発展する大変いい状況が到来したと思います。
  私たち協会は、日中両国が共存共栄出来るよう多彩な友好活動を継続していく事が大事です。民間レベルの交流の積み重ねが大きな成果を上げた歴史があります。この貴重な歴史的成果を活かし、今こそ日中友好関係の新しい時代を切り開く時です。
  世の中が大きく動く時こそ、積極的に活動しなければなりません。一人ひとりが一歩踏み出せば、おのずと景色は変わり、次の一歩も変わります。そこから安定した着実な〝前進〟が始まるのです。
  今年を日中新時代を創り上げるスタートの年としたい。

新たな発展のチャンス 素晴らしい未来を共に
                                   中国人民対外友好協会会長 
                                         李 小林  
  現在、中日関係は再び正常な軌道に戻り、中日の友好交流は新たな発展のチャンスを迎え、将来も大きく広がっております。
  先日、習近平主席は安倍晋三首相との会談で、さらに広範な人的文化的な交流を展開し、相互理解を深め、 両国の各界特に青少年世代を励まし、積極的に中日友好事業に関わって行くよう話されました。
 中日双方(友好交流会議参加者)の皆様には、現在の中日関係の新たな情勢をしっかりと把握し十分に討論し、今回の会議を新時期の両国の民間友好団体の実務的な交流の出発点にすると共に、中日平和友好の素晴らしい未来を共に創り上げることを心から期待するものです。

日中友好の土台は民間  新たな行動の展開を
                                  中国日本友好協会会長
                                         唐 家璇
  今年は中日平和友好条約締結40周年の年。両国の各界の努力により中日関係が再び正常な発展の軌道に戻ったことを喜ばしく感じています。
  中日友好交流会議は、中日両国の重要な民間交流の場です。そして中日友好の土台は民間であり、民間友好には中日関係の伝統的な特長と優位性があります。
  現在の中日関係が再び正常な軌道に戻り、良好な将来が切り開かれた新時代において、両国民間の友好団体はこのチャンスをしっかり摑み新しい時代に適応し、新たな行動を展開しなければなりません。
  中日関係の長期的で安定し健全な発展のために、新たなエネルギーを注がれることを期待しています。    =メッセージ=
戻る このページのトップへ トップページへ
賀 正  新年ごあいさつ     2019  亥 
 大きな意義ある青年部の発足
設立40周年記念事業準備にも
                    岡山市日中友好協会会長  
片 山 浩 子

  新年明けましておめでとうございます。
  昨年7月、西日本集中豪雨による大惨事が起こり、岡山県内でも大きな被害を受けました。被害を受けられた方には心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧と全面的な復興をお祈り申し上げます。

  さて、昨年は、日中平和友好条約40周年という節目の年で、各地で記念する行事が開催されました。
  当協会では、2月の総会にあわせ、神戸国際大学の毛丹青先生をお招きし、越境している日本文化の実態と日本の事を深く知ろうとする中国の若者たちが増えてきている現状についてお話を伺いました。
  4月には、恒例となった友好都市洛陽での牡丹祭り参加市民訪中団を派遣し、緑化ボランティアへの参加や家庭訪問などを通じて市民交流を推し進めました。
  11月には、岡山市内で開かれた「日中友好交流会議」に参加するとともに、会議のため訪日された上海市と天津市の人民対外友好協会の方々の視察手配と歓迎会を通じて相互理解と友情を深めました。

  組織的には、かねて準備していた青年部が発足し活動を始めました。通称、水蜜会と称し、定期的な勉強会やスタディツアーなどを通じて若者の和を広げていこうと意気込んでいます。
  組織の大小問わず課題となっている後継者育成の中で、青年部の発足は大きな意義があります。活動の核となる友好協会を引き継ぎ、新たな時代の友好事業を展開していく中心的な存在となることが期待されています。
  また、協会資料の整理に着手したことも大きな出来事でした。神奈川大学の中に内山完造研究会が発足し、内山さんの資料だけでなく、岡山で全国に先駆けて日中友好協会の看板が掲げられた1949年から引き継がれてきた歴史的な価値のある日中友好資料を整理して頂きました。この資料をもとに、本年以降記念事業を展開していく所存です。

  当協会は2021年に設立40周年を迎えます。そこで、本年より3年にわたり、40周年誌出版をはじめ、岡山と中国の歴史展示及び講演会、など記念事業を展開して参りたいと存じます。
  そしてその事業推進のための募金活動も実施して参りたいと存じますので、その節はご協力賜りますようお願い申し上げます。

  日中関係は、昨年の首脳同士の会談や民間交流会議の開催、また本年にも予定されている習近平中国国家主席の訪日などを通じて、より良い関係が構築されるでしょう。
 特に、大規模な日中青少年交流事業の実施などを通じ、相互理解が一段と深まるものと確信しています。

 本年も、会員の皆様とともに、行政や各界各層の友好人士団体と力を合わせ、日中友好市民交流を促進するために尽力して参りたいと存じます。
 
「災害に強い岡山」の実現目指す
日中両国の友好交流促進を期待
                 岡山市長  大 森 雅 夫
 

  岡山市日中友好協会の皆様におかれましては、希望に満ちた新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
  平素から、岡山市の国際友好都市である洛陽市との交流をはじめ、日中両国の民間交流の推進に大きな役割を果たしていただくとともに、市政各般にわたり格別のご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。

  昨年、岡山市では、西日本一帯を襲った7月の集中豪雨により、浸水被害を中心に平成に入ってから最も大きな被害を受けました。
  災害に際し、程永華中国駐日本国特命全権大使、李天然中国駐大阪総領事をはじめ、国内外から多くの義援金をいただくとともに、ボランティアなどの温かいご支援を賜りましたことに、改めて厚くお礼申し上げます。

  岡山市として、このたびの豪雨災害を契機に、「災害の少ない岡山」から「災害に強い岡山」へ、しっかりと対策を講じてまいる所存です。
  また、日中平和友好条約締結40周年の節目にあたる昨年は、私自身、5月に中国・大連市で開催された「第23回北前船寄港地フォーラム」に出席し、経済・文化面での交流の意義と今後の継続を確認してまいりました。
  11月には岡山市で初開催された「第16回日中友好交流会議」に、両国の各団体から約300人が出席され、互いの理解と交流が深まったところです。
  今後とも、互いの国を身近に感じることができる様々な交流を通じて、ますます両国の友好が進んでまいりますことを期待しております。

  岡山市は、今年、政令指定都市移行から10年という節目の年を迎えます。
  防災をはじめ、公共交通や子育て環境、地域振興、産業、教育、健康福祉など、市民の安全安心な生活と将来の発展を見据えた施策に果敢に取り組み、常に前進を続けてまいる所存ですので、皆様方には、市政への一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

  年頭に当たり、皆様方のますますのご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
 


中日関係は正常な軌道に戻る
国民同士の絆深めること大事

                中華人民共和国駐大阪総領事館総領事  
李 天 然 
 
  新年を迎えるに当たり、中国駐大阪総領事館を代表し、片山浩子会長を始めとする岡山市日中友好協会の皆様に心よりお祝いを申し上げます。
  中日両国は一衣帯水の隣国同士であり、2千年以上の友好交流の歴史を有しています。両国関係の長期的、健全且つ安定した発展は、両国民の期待や根本的な利益に合致するばかりでなく、東アジア及び世界平和と発展にも大いに寄与するものであります。

  過ぎ去った2018年は中日関係史上並々ならぬ一年であります。李克強総理は5月、8年ぶりに東京や北海道を訪問し、両国の間で一連の合意に達し、10件の協力文書が調印され、中日関係が再び正常な軌道に戻りました。
  10月、安倍首相は7年ぶりに中国を公式訪問し、双方は両国関係を新たな協力・発展へ方向づけました。
  こうしたハイレベルの相互往来は両国関係に弾みをつけ、これをきっかけに、経済・政治・文化など諸分野にわたる中日友好交流はより一層の発展が期待され、中日関係の新時代を迎えようとしております。

  国の交わりは民の相親しむに在り。中日関係の発展には政府レベルだけでなく、民間の友好交流、特に国民同士の絆を深めていくことは極めて大事です。
  岡山市日中友好協会は長年、時代と共に歩み、中日両国の民間交流を促進し、国民レベルでの相互理解を増進し、中日関係の改善発展に大きくご尽力為さってきました。今後とも新時代における中日友好の取り組みに新たな貢献を成されますよう期待しております。

 一昨年の九寨溝地震、被災地の皆さんは岡山市日中友好協会から多大な支援と寄付を頂き、誠に有難うございます。
 当館は今年も中日友好交流大会ならびに『対話関西』等様々な行事を開催する予定であり、岡山市日中友好協会の皆様の積極的なご支援とご協力を御願い申し上げます。

 結びに、岡山市日中友好協会の益々のご発展と片山会長を始めとする会員の皆様のご多幸とご活躍を祈り申し上げます。  
戻る   このページのトップへ トップページへ

第16回日中友好交流会議より

  第16回日中友好交流会議(11月18、19日)には、中国各地の省・直轄市などから代表団約120名が参加した。その内当協会では上海、天津両市の代表団を受け入れ県内各所を案内、訪問先では大いに歓迎を受け交流した。

上海市からは6人来岡
  郭盛麟常務理事を団長とする上海市人民対外友好協会訪日団一行6名は、20日朝から赤磐市の桃生産について見学、午後には社会福祉法人旭川荘を訪れた。

歓迎会で挨拶する李小林会長                              上海市訪日団一行と
     

赤磐の桃生産地を訪問
  赤磐市訪問は、今回の訪問団員に〝上海水密桃〟の生産地として名高い浦東新区大団鎮の董軍党書記が参加しており、岡山の桃生産地訪問を強く希望し実現した。
  手配頂いたのは、地元の赤磐酒造㈱の生本久子さん。一行は到着後酒造工場などを見学。その後、生本さんの親戚にも当たる近所の桃農家で、県の農業普及員をされている生本和浩さん宅を訪問、栽培方法などを聞きながら桃園を見て回った。
  説明の中で、岡山の「白桃」は明治末期に日本に導入された「上海水密桃」が祖先であることが話され、日中交流の深さとこれからの友好発展の話題に盛り上がった。

  続いて、一行は岡山県農林水産総合センターへ移動。果樹研究室の樋野友之研究員に桃園を案内してもらい詳細な説明を受けた。
  1本の桃木当たりの収量や1個当たりの重さ、保存方法、加工方法など矢継ぎ早の質問にも的確な回答が返ってきて、一行は満足げだった。
  董書記は「上海水密桃は、生産量が多く保存が効かないため加工に回さざるを得ないが、製品開発や加工技術、設備などに課題があるので協力してもらえれば…」と話していた。

交流深い旭川荘を訪問
  午後に訪れた旭川荘は、20年継続して実施された『福祉の翼』訪中団や、介護指導者の研修受け入れなどで長年にわたり上海市と交流がある。
  小幡篤志日中医療福祉研修センター長の案内で、資料館、敬老園、敬愛館の見学の後、仁木壮副理事長と懇談。
  仁木副理事長の歓迎の挨拶を受けて郭盛麟団長は「旭川荘と上海市は長い間、福祉訪中団や介護研修生の受入れなどで上海市の福祉事業、人材育成に大きな貢献をしてきた。そのことにより江草安彦前理事長は上海市の栄誉市民となり、上海の人に深く尊敬されている。これからも様々な形で交流を継続していきたい」と話した。

歓迎会は青年部が一役
  見学を終えた一行は、倉敷美観地区を訪問した後、協会主催の歓迎会に臨んだ。
  歓迎会は、協会青年部(通称「水密会」)が準備から進行まで担当、大いに盛り上がった。

旭川荘で歓談する上海市訪日団      北京市対外友好協会からは記念品を     桃園を見学する上海市訪日団 
 
天津市訪日団との歓迎会で                                歓迎会で李小林会長(中央)を囲んで  
   
戻る   このページのトップへ トップページへ

天津市人民対外友好協会
    岡山へ訪日代表団
           岡山外語学院/岡山科学技術専門学校
           岡山旭東病院/岡山リハビリテーション病院

      市内4施設を見学し交流

岡山旭東病院での交流会
  天津市人民対外友好協会のメンバーは、19日午後、岡山旭東病院を訪問した。
  今回の訪日団の孫志明氏は天津の脳外科専門病院の副院長として、同じく脳外科で名高い旭東病院の見学を大変楽しみにされていた。
  パッチアダムスホールで病院紹介のスライドを見、病院のソーシャルワーカーから日本の介護保険制度に関するレクチャーを受けた。日本の社会保障の仕組みは、皆さん関心が高いようだ。

  その後病院内を見学し、サイバーナイフ等の最新機器も見せて頂いた。また、系列の岡山リハビリテーション病院にも足をのばし、リハビリ専門病院としての取り組みなどをご説明頂き、実際のリハビリの様子も見学することができた。
  特に孫副院長は、ご自身の専門が整形外科ということもあり、以前天津の福祉施設の視察に行かれたことのある旭東病院の土井基之副院長と意気投合、次の再会を約束するなど交流ムードがいっぱい。

  岡山と天津の民間交流を具体的にどう進めるか、双方の課題となっているが、医療方面の実質的な交流は大いに期待されるところだ。    (黒住昭子・記)

日本への理解が深く 温かい雰囲気で交流
                              岡山外語学院 李 暁紅
  岡山市日中友好協会の片山浩子会長は、11月19日、天津市対外友好協会訪日代表団の天津職業技術師範大学職教学院の張元院長と、天津市環湖医院の孫志明副院長のお二人を岡山科学技術専門学校と岡山外語学院に案内しました。
岡山外語学院を訪問                                 岡山科学技術専門学校を見学
  

  岡山科学技術専門学校では、瀬戸川正彦理事長をはじめ、中桐校長、大月事務局長、留学生担当者と交流し、特に自動車学科での授業内容や将来とれる資格、就職先などについて詳しい説明を受けました。
  その後、片山会長が理事長を務める岡山外語学院に移り山中孝志校長をはじめ多くの職員が出迎え、岡山外語学院の紹介や留学生の現状について説明がありました。

  天津市環湖医院は、脳神経を中心する病院で、張副院長は日本の病院で半年間研修医として勤めた経歴をお持ちでした。息子さんは神戸大学に留学中とのことです。
  天津職業技術師範大学職教学院は45の学科を有する中国の本科大学で、在校生は約1万8千人。孫副院長は卒業生の日本留学を検討中だということでした。

  お二人とも日本に対する理解が深く、温かい雰囲気の中で日程を進めることができました。今回の交流がきっかけとなり次の交流へと繋がることを祈りたいと思います。

  岡山市日中友好協会2019年度
        定例総会を2月16日に開催

  岡山市日中友好協会(片山浩子会長)は、来年2月16日、岡山市北区のJR岡山駅西口ANAクラウンプラザホテル岡山で、定例の年度総会を開く。
  2019年度(平成31年度)総会は、午前9時半から同10時まで、記念講演会は同10時半から同11時45分まで、正午からは新春互礼会が開かれる。
  総会では、2018年度の事業報告、収支報告、監査報告などが提案され、また、2019年度の事業計画案、活動予算案などが審議される。
  今年は、役員改選が行なわれる年で、新しい役員体制が決まる。
  記念講演は、講師に前岡山大学学長の森田潔氏を迎える。森田氏は、岡山大学顧問で岡山メディカルセンター理事長、上海交通大学客員教授などを務めている。
  新春互礼会では、会員をはじめ関係者や中国人留学生らも交えて懇談する。
            【 ご案内 】

    2019年度(平成31年度
      総会・講演会・互礼会


 表記の行事を左記の日程で開催します。万障繰り合わ
せの上、ご参加くださいますようご案内申し上げます。

[日時]2019年2月16日(土曜日)
  ◎定期総会(午前9時半より)
   2018年度事業報告、活動計算書、監査報告他
   2019年度役員改選、事業計画書、活動予算書他
  ◎記念講演会(午前10時半より)
    講師 森田 潔 氏
  ◎新春互礼会・レセプション(正午開会)

[場所]ANAクラウンプラザホテル岡山
    (旧岡山全日空ホテル、JR岡山駅西口)

[会費] 記念講演会=千円
     新春互礼会=6千円
 
日中友好条約40周年記念
    景徳鎮巨匠佐竹徳展

                      瀬戸内市立美術館 

  日中平和友好条約締結40周年記念と銘打った「第2回海がつなぐ記憶 景徳鎮巨匠・佐竹徳展」が、瀬戸内市牛窓町牛窓の瀬戸内市立美術館(4階展示室)で、1月10日まで開かれている。

  これは、中国を代表する文化研究家でデザイナーでもある王超鷹氏の企画によるもの。
  景徳鎮陶磁器の技術と美的感覚を受け継いだ現代中国の焼物界の4人の作家の作品を集め、併せて、同美術館所蔵の洋画家、佐竹徳の絵画を展示したもの。
  景徳鎮は62点。佐竹の油彩画は15点。伝統的な色付けの作品や、新しい技法による作品など、現代の景徳鎮を十分楽しませてくれる。

  1月は5日から開館。5日には王超鷹氏の対談と、ピアニストの山地真美さんのクロージングコンサートもある。
  観覧料は一般400円。
災害時対応など協議
                岡山市多文化共生会議 

  岡山市多文化共生推進ネットワーク会議が、12月27日、岡山市役所で開かれた。会議には、岡山市日中友好協会をはじめ岡山市内の関係団体が参加。
  今回は、外国人市民への災害時情報伝達方策や各参加組織のそれぞれの役割などについて協議。また、岡山市が改訂しようとしている岡山市多文化共生社会推進プラン(案)についての説明もあった。
 
会員消息  
【入会者】
 長島 亜衣さん(岡山市)
活動日誌 
10/20…岡大国際同窓会(岡大・藤田梨那さん講演会)
11/ 5…岡山県立岡山南高校と上海陸行中学が友好交流校締結(上海)
11/18…日中友好交流会議歓迎レセプション(ANAクラウンプラザ岡山)
11/19…天津市人民対外友好協会訪日団歓迎会
11/20…上海市人民対外友好協会訪日団歓迎会
11/25…第96回中国語検定試験(岡山ビジネスカレッジ)
11/27…会報「岡山と中国」編集会議
12/ 6…県日中教育交流協議会反省会
12/ 7…青年部「カモメ会」開催
12/11…瀬戸内日中卓球交流会理事会(サンビーチ岡山)
12/12…協会理事会
12/15…卓球交流会会報「一縁融合」発送
12/16…洛陽・平頂山訪問(松井専務理事)~12/19
12/17…多文化共生会議(岡山市役所)
12/27…会報新年号発送

先憂後楽 
  日中双方300名が参加した「日中友好交流会議」には中国の全省・自治区・直轄市から約120名が参加した。それぞれ政府の外事弁公室、人民対外友好協会幹部などいずれも公務員でエリートの青年、壮年ばかり。片や、日本側は、民間団体の友好協会の役員や会員で、恐らくほとんどが手弁当で参加している人々。しかも高齢者が目立った。

  今日、訪日する中国人は増加し、日本に対する理解が深まり、日本への好感度も上昇している。一方、日本から中国への訪問者は減少してきており、双方の『理解の格差』が広がっている。友好協会組織の現状に眼を移すと、全国的に会員の高齢化が目立ち、入会者も減少している実態がある。

  40年前、日中平和友好条約締結促進運動を担ってきた友好人士は今や高齢となり、新たな友好の課題になかなか取組めない状況が続いている。色々な原因はあろうが、友好条約締結と同年に始まった『改革開放』政策により、経済的にも政治的にも世界の中で飛躍的なプレゼンスを高めた中国に対し、従来型の交流に執着してきた協会活動のあり方にも要因があるように思われる。

  この現実を厳粛に受け止め『不易流行』の考え方に拠り、経済的にも自立できる組織づくり、そして若い人が気軽に参加し、闊達に活動の提起などに着手しなければならない。

  幸い当協会では、昨年青年部が発足し、明るい光が見え始めた。老・壮・青3世代結合により2021年の設立40周年に向かって創造的活動を展開したい。(松) 



「岡山と中国」ご希望の方にはご郵送いたします。  
また、ご入会いただくと、毎月お手元へお届けいたします。入会案内をご覧ください。


戻る   このページのトップへ トップページへ